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第98回二科展:二科美術展覧会

第98回二科展 開催 (2013年9月4日〜16日)

二科98回展によせて 田中 良 理事長(二科ニュースNo.64より)

IMG_2095補正トリミング01_567×425.jpgIMG_2095補正トリミング01_567×425.jpg ▲第98回二科展 会場入口 今年の二科展は、記録的猛暑の中、また台風の影響も受け、入場者が昨年よりやや減少したが盛況裡に終了できたことを喜びたい。
 会員諸氏の意欲が、各部門で高揚し、準備から展示、ギャラリートーク等の催事も賑わい、その努力が高く評価された。
 又、今回から東京都知事賞が加えられ会員の励みになった。作品の傾向として類似的作品が影を潜め二科展本来の姿である個性豊かな明日への期待作品が多くなった。尚、若手出品者の中から佳作が増えたことも心強い。一層の普及を願うチャリティー作品展も、絵画、彫刻、デザイン、写真各部のご協力で益々盛んになり、心から御礼申し上げる。
 今展は百周年記念展への繋がりとして、岡本太郎作品パネルを彫刻室に展示して好評を得た。吉野毅委員長を中心に委員の活動が、より鮮明になってきた。最後に明朗迅速適切な事務処理の事務局長、スタッフに感謝。

※二科ニュースNo.64をご覧になるには ■広報誌:二科ニュース■のページへ

第98回二科展 EVENT MEMO

9月4日:第98回二科展 オープニングセレモニー

98二科展案内_表面3_2ol_800pix.jpgテープカット:写真左から
一般社団法人二科会デザイン部理事長 今村昭秀
国立新美術館館長 青木 保 氏
公益社団法人二科会理事長 田中 良
NHK厚生文化事業団理事長 浅谷友一郎 氏
公益社団法人二科会彫刻部常務理事 𠮷野 毅
一般社団法人二科会写真部常任理事 森井禎紹

9月4日:授賞式 国立新美術館 講堂|懇親会 リッツカールトンホテル

IMG_0504_800pix.jpg98最高賞賞状授与2名_800pix.jpg

9月4日・8日:ギャラリートーク

 今回のギャラリートークは、受賞者の中から具象表現、具象形体で構成的な表現、そして抽象現と三つのタイプを取り上げ、作者にその制作過程や作品に対する思いを語ってもらいながら進めました。
 モノクロの中に巧みに人物を表現した(茶谷氏)。写実表現を追求している(髙見氏)。微妙な色彩と形の構成の素晴らしい(谷口氏)。風景からの印象を堅牢な塗りと独特な色彩で表現した(矢野氏)。日常の情景を大胆な形で表現した(高木氏)。ブルーが印象的な心象風景の(古川氏)。
 それぞれに確かな制作目標を持ち、今後の二科を担う作家としての頼もしさを感じました。そして、各自が次のステップに向け、それぞれの作風を追求していく事を期待しております。
 ギャラリートークは、参加者が多い為、どうしても1階の作品が対象になりますが2階、3階に若い人達の、新しい方向性を持った作品があり、若い人はそれなりに挑戦しています。その点をギャラリートークとしてもっと取り上げられたらと思いました。 〈文:黒川彰夫〉

9月4日:作品講評会|9月14日:二科展鑑賞会

作品講評会800pix.jpgIMG_1130_800.jpg

9月6日:二科100周年記念プレイベント

P9060130_800pix.jpg△舞踊家 舘形比呂一氏「TAROを踊る!」
 岡本太郎作品パネル特設展示室の、彫刻室へ向かって開放された会場を舞踏空間として、舘形比呂一氏の舞いが演じられた。𠮷野記念事業委員長による、開催の経緯、活動紹介など開演挨拶に続き、舘形氏の舞いは太郎作品と展示彫刻の間に自在な時間と空間を表出し、演劇的、独創的な表情で観る者を引き込んだ。あまり接する機会のない舞踏の世界だが、美術館会場で鑑賞できたことで、一層に表現するものの意図とエネルギーが共鳴するイベントとなった。

September 2013

P9040028_800pix.jpg▲オープニングセレモニー テープカット

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IMG_0430_800.jpg▲ギャラリートーク(絵画)
ギャラリートーク彫刻800pix.jpg▲ギャラリートーク(彫刻)

9月13日:ミニコンサート

IMG_0955_800pix.jpg▲ミニコンサート(Aura:アウラ)

〈 チャリティー報告 〉

 チャリティーコーナーでは、絵画部・彫刻部・デザイン部・写真部の四部門の先生方から提供された作品が整然と並べられ、いつも賑わいを見せていました。売上も昨年に劣ることなく、収益の総額を寄付金としました。
IMG_0794_800pix.jpg

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第98回二科展 ー 被災地児童支援 ー

真野小学校廃校に伴って思い出を描く

 去る6月末に南相馬市教育委員会より、「南相馬市立真野小学校の廃校に伴う作品制作について支援依頼」があった。
 本展審査初日(8/24)に会員の了承を受け、9月24・25日両日、思い出となる記念画の制作指導を実施した。地元南相馬からの出品者として須田美紀子会員も参加。準備や事後処理に多大な協力をいただいた。
 絆通信についても、桜井勝延南相馬市長より田中理事長宛に、「素晴らしい絵葉書等をご支援いただき、仮設住宅入居者にとりまして、二科会の皆様との絆を強く実感できたことと確信しております」「交通機関の復旧が進まない中、貴会の皆様のご厚情に心より御礼申し上げます」(抜粋)との礼状が届いた。

(川内 悟)

第98回二科展 ー被災地児童支援ー:記録

作品テーマ:真野小学校を歴史に刻もう
制作年月日:2013年9月24日〜25日
参加小学校:南相馬市立真野小学校
制 作 指 導:川内 悟・中島敏明・山中宣明・塙 珠世・須田美紀子
廃校真野小学校の思い出・共同制作画は平成26年春季二科展会場に展示予定。

■2014 春季 二科展■

September 2013

98被災者児童写真1.psd▲記念画制作風景
98被災者児童写真2.psd▲作品と一緒に記念撮影

▶「 2024 春季二科展 」2024 SPRING NIKA ART EXHIBITION

「 2024 春季二科展 」2024 SPRING NIKA ART EXHIBITION 開催

2024春季展ポスターB3タテ920×650.png
  会 期:4月18日(木)〜5月2日(木)
      9:30~17:30(入場は17:00まで)
      最終日は14:30 終了(入場は14:00まで)
  会 場:東京都美術館 1階 第1・第2・第3展示室
            東京都台東区上野公園8-36(上野公園内)

  ▶春季展 授賞式:4月18日(木) 午後1時より  場所:1階2室
  ▶絵画部ギャラリートーク:4月18日(木)  授賞式終了後 開催

▶ 帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第四期)終了

帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第四期) 開催

nika_favicon64.psd帝国ホテル二科サロンにおいて第106回二科展受賞者から選抜された
12名による小品展(第四期)を開催いたします。
・会期=2023年10月3日(火)〜2024年1月9日(火)
    (初日:午後3時より  最終日:午後1時まで)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会

  ●作品出品者▷徳永スエ子・芝田満江・中野紀三朗・柳澤綾子・すぎもと 和・菊島ちひろ
         佐藤幸光・坪田裕香・石見香賀里・桑子純子・前川普佐雄・矢島初子